普通科

文理未来コース

令和3年度よりスタート 文系クラス・理系クラス

〜自由な発想で自分の夢をかたちにする〜
特設科目を大学進学に活かす文理未来コース

 
『自由な発想で自分の夢をかたちにする』ための基本知識と応用力を培うことが、このコースの目標です。普通科の多くの授業に加えて、なによりも私たち人間だけができる“つくる喜びの体験”を大切にします。その体験から、もともとだれでも持っている創造力を呼び起こし、磨いてもらうことが一番の願いです。 文理未来コースの教育方針

本コースは、普通科教育の授業のなかに、ものつくりの楽しさ体験を新しい視点で取り込んでいるのが特徴です。
紙、木、土、ガラス、金属など身近な材料はもちろん、空間、音、ことばの世界にまで、あらゆる素材を活かしてさまざまなやり方でさまざまな新しいものを創ります。そうした過程の経験を通して自らの心と体を刺激し、その結果が新しい自分の発見につながるようにしたいと考えています。
それはつくる楽しみと自己発見をクラスメートと分かち合うことができるような場にもなるでしょう。さらにこうした取り組みの経験こそ、大学進学を自分の夢の実現の一歩として、必ず目標達成の推進力となるはずです。


文理未来コースの生徒全員が目指す学力

知識・技能的学力目標としては、総合進学コースと同様、いわゆる日東駒専などの大学に一般選抜で合格できる水準以上の学力をめざします。
またものつくり体験や、そこで得られる豊かな感性と創意工夫の精神を活かして小論文が書ける力、同様に面接で語れる力の育成もめざします。これは文理未来コースの生徒が一般選抜と並んで多く用いるでしょう、総合型選抜、学校推薦型選抜にとっても大切な力になります。

科学技術史

天文・物理・地学・生物学・化学などの自然科学分野の歴史的発展過程を観ながら技術的利用を例に私たちの生活にどのように関わりその恩恵を得てきたかを学び、将来への知的関心の醸成につなげる。
科学技術の歴史を俯瞰することはさまざまな学習に密接に連携しています。

基礎ものつくり[理論編・技術編]

現ものつくりを実現するためには道具や装置が必要になります。実は道具や装置を効果的に使うためにさまざまな工夫が施されています。その理屈を知ることが上手にそれらを使いこなすために必要な基本になるのです。
ものつくりの理論を学びながら実際にものつくりを楽しく進めていきます。それが技術編の狙いです。文理未来コースでは何かを創りだす場合それはあらゆる分野を対象にすることが前提です。むしろ将来どのような分野に興味を持つかは未知のゾーンと考えてさまざまなテーマを用意してさまざまな体験をしてみます。現在次のような内容を年間活動として用意しました。
①ガラス工芸
 《トンボ玉を作ろう》
②陶芸(造形から素焼き・本焼き・彩色まで)
 《オリジナルマグカップの制作》
③ニードルフェルト
 《ぬいぐるみ制作》
④紙工芸
 《文庫本を装丁してみる》
⑤木工芸・金属工芸
 《椅子の制作》《アクセサリーの制作》
⑥彫刻・篆刻
 《落款印を作る》
⑦サバイバルミッション
 《突発災害の対応知識:火を起こす、水の確保、食物確保等》
⑧句作体験
 《俳句を学ぶ 句作を試みる 句会の体験 書に表現する》

応用文理 I/II

応用文理Iでは2年次扱うテーマをいくつか絞り込んで進めます。3年次では自由選択で自分の得意なテーマを選び1年間時間をかけて自主活動を奨励するようにします。現在考えている具体的なテーマを列記してみます。
i 陶芸 / ii ガラス工芸 / iii 金属工芸(彫金・鍛金) /
iv 木工芸・紙工芸 / v 篆刻および書道 / vi 管球式アンプの制作 /
vii 手芸 / viii 絵画 / ix 調理/ x 3D制作 / xi 狂言による言語表現 /
xii 漫画・アニメ・ゲーム など

教諭(美術科)
新井 志穂

Teacher’s VOICE

新たに始まる文理未来コースに、どんな生徒が入って来てくれるのだろう。ものつくりが好きな生徒が集まった、楽しいコースになるだろうと思い描き、私たち教員もワクワクしています。
何かをつくることはそれ自体楽しいものですが、文理未来コースでは、自分の内面やまわりの世界を見つめ、高校生らしく「つくり込む」という踏み込んだものつくりをしてもらいたいと考えています。
その過程で得られるさまざまな力や経験は、自分のなかの引き出しを増やし、世界を広げてくれるものとなります。「ものつくり」が好きなクラスメイトや教員と一緒に「自由な発想で自分の夢をかたちに」しましょう。

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