(2020/06/06 更新)
ハロー日駒 vol.48 『今春入試振り返りPART2』
6月に入りました。例年、中旬以降には新要項を公表しています。
5/28に緊急事態宣言が解除され、長期間休校に終止符が打たれました。
卒業式や入学式など学年切り替えの大事な時期を直撃した新型コロナウイルス。
三ヶ月ほどの空白期間(休校措置)を余儀なくされてしまいました。
前号に引続き、今春入試を振り返ります。
今春入試を大切にしたポイントは以下の2点でした。
1.土・日曜日を重視したこと。
サンデーミニショックで(2/2日曜日)、東京・神奈川入試解禁日初日2/1が土曜日、翌2/2が日曜日という点に注目しました。
※「サンデーショック」とは、東京・神奈川の中学入試解禁日初日の2/1が日曜日になった際に、キリスト教系(プロテスタント系)学校の入試日程変更で生じる様々な現象を総称したもの。「安息日」の日曜日の午前中は礼拝のために入試を避けて、
受験日を移動する(主に2/2へ)。午後入試対応や移動しないキリスト教系学校もある。2/2日曜日の際は「サンデーミニショック」と言われ青山学院、東洋英和、恵泉などが同日午前入試回避。ただし該当校は少ない。
2.全体的に受験者が増えるという予想を考慮。
先ず1について。「受験生家族にとり、土・日曜日は何かと都合が良い」との声に注目。
前年度入試当日の保護者アンケートに寄せられた感想でした。
2/1(土)・2/2(日)の午前午後に全入試科目を総動員して固めることにしました。
午前入試は「2科型・4科型+3科型(国算英)+適性検査型+自己アピール型」で、
午後入試は「得意2科型+1科型(国or算選択)」の構成で臨んだ2日間でした。
その結果、2日間合計の志願者数は664名。前年比184.4%と倍近くになりました。
また総志願者数(1100名)のうち、60.4%を占めました(昨年は46.8%)。
2/3公立一貫校受験本番に備えて土・日曜日2日間連続で実施した適性検査型入試。
86→166名とほぼ倍増に。2/8が「土曜日」だったので特選2の入試を新設しました。
次に2について。受験生は確実に増えるという早い時期からの予想がありました。
その受皿に「1科型入試(国or算選択)」を増やし、受験機会を広げました。
昨年2/7特選入試で「1科型入試」を初導入、志願者21名を集めました(今年137名)。
今年は午後入試の得意2科型との併用2回、新設2/8特選2入試の合計3回「1科型入試」を設定。その結果、「得意2科型+1科型」の合計志願者数は721名。前年比146%。
総志願者数比65.5%を占めました。
2021年入試は新型コロナウイルス感染問題も含めて、慎重な対応が求められます。
ようやく学校も塾も、これ迄のように通える態勢に戻りつつあります。
どうぞ、今後とも十分に健康に留意してお過ごしください。
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