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H30年度カナダ短期留学報告 No.6
2018/8/3 (金)
 お待たせいたしました。H30年度カナダ短期留学報告 No.5での、キャンプ報告の続きと、8月2日(木)の様子をお伝えします。
 キャンプインピーサでアクティビティを7つの内4つを前回紹介しましたので、残りの3つを紹介していきます。2日目の朝に、泊っているキャビンエリアの後ろに広がる山にハイクへ出かけました。山中の道を歩いていく中で、途中で獣道のようなメインの道から少し外れて丘の上に上がります。そこでの景色がまた素晴らしかったのですが、北米(カナダ)にしか自生していないサスカトゥーンベリーというベリーが実っており、これを収穫しながらその場で食すことをしました。このベリーはもちろん甘酸っぱいのですが甘味よりも酸味が強いのが特徴的なのかなと感じます。(ちなみに筆者はとても大好きなベリーです)しかしながら、先ほどご紹介した通り北米にしか自生していないこともあり、カナダ国外への輸出はしていないそうです。もちろんベリーですので、このサスカトゥーンベリーで作られたジャムもあるのですが、これもカナダ国内のどこでも買えるようなものではなく、お土産にと思っても探すのに苦労します。つまり、貴重なベリーということですね。このベリーを贅沢に収穫するのですが、ここで少し怖い話がキャンプスタッフからありました。このベリーは熊が大好きなようで、よく食べているそうですが、先週来た時よりもずいぶん食べられているから、だいぶ熊も下に降りてきているとのこと。もちろん、このキャンプ場のある山に熊が住んでいることは知っていることでしたが、まさかこんなに近くまで痕跡があるとは思わなかったので驚きました。ハイクと野生のベリー狩り、いろいろな意味で楽しむことができました。
 残り2つのアクティビティは、湖で行われるスイムとカヌー&パドルボードです。2日目のハイクを終えてから昼食までの間にスイムを行い、最終日3日目の朝にカヌー&パドルボードそしてスイムと、水に関するアクティビティを行いました。スイムでは水温は少し冷たいと感じることがありましたが、晴天続きのこともあり、気持ちよく泳ぐことができました。ただ泳ぐだけでなく、丸太が浮いておりそれに掴まったり乗ったり…あるいは立ったりすることにチャレンジすることもできましたし、水上トランポリンなどもあり、大はしゃぎで楽しむことができました。カヌー&パドルボードももの凄く難しくなかったようで、いままで経験したことのなかった子どもたちも、すぐに自由に湖の上をスイスイと進んでいました。良い天気に恵まれ、素晴らしい山や森がある中での貴重で素晴らしい体験を通して、自然への感謝を持ちながら楽しんでくれたのではないかと思っております。

 さて、キャンプより帰ってきた翌日の午後は全員で「バッファロージャンプ」という世界遺産を見学しに行きました。バッファロージャンプは、レスブリッジの隣町から15分ほどで到着する場所にありました。この場所を簡単に説明すると、ネイティブカナディアンのブラックフット族が生活の糧としているバッファローを狩猟する場所と伝えるのが一番簡単な説明です。少し詳しく話をしますと、バッファローを追い立てて走らせる時に、ドライブレーンと呼ばれる道に追い込みます。そこを全力疾走させてその先に待つものは…約18メートルの崖。ここをバッファローがジャンプ(というより転落)することにより、地面に激突して絶命させる、もしくは息のあったバッファローに止めをさす。という狩猟方法を行っていた場所となります。日本にも世界遺産は多くありますが、国外の世界遺産を訪れる経験は中々できることではないと思います。子どもたちが、どのような感想を持ってくれたかが楽しみです。
 H30年度のカナダ短期留学も、いよいよ残すところ数日となってきました。病気や怪我の無いように、気を付けて過ごしていきたいと思います。Have a nice day!

  • 森の中をハイク!

  • 山中の丘上で記念撮影

  • サスカトゥーンベリー摘み1

  • サスカトゥーンベリー摘み2

  • みんなで湖へダイブ!

  • 水上トランポリンも楽しそう♪

  • パドルボードで水上散歩

  • カヌーに乗って☆

  • バッファロージャンプ

  • 中の資料館にて…バッファローを見上げます